お葬式

2023年08月07日 20:14
カテゴリ: バリ島滞在

海での緊急事態もありつつ義父の葬儀です。。。
海での祈り後は次にまた別の場所での祈りです。
 
その地区でいろいろと葬儀のやり方が違うようです。
葬儀だと黒のクバヤが多くみられますが、村では黒は着ません。
どんなものでも良いそうですが暗めの色か白かなと。。。。
別途白の時もありますが基本なんでもいいよーです。
 
祈りは家の近くの四辻です。
家族でいろいろなものを持っています。
それぞれきっといろいろと意味があるのだと思いますが、お供えものなどもたくさんありすぎでよくわかりませんが全て手作りされています。
旦那様と私は1Mくらいの人形をもち隣では甥っ子が鳥のはく製をもっていました。(この鳥旦那様小さなころからあると言っていました)
これも手作りですが、作っていた親戚に聞いたら、
「ひげがあるのが男」
「まつ毛が長くなっているのが女」
とのことですが、衣装が違うのでかろうじて判別できますが同じに見えるーー笑
 
この後お坊さんところにまたお供えをもっていき祈りしてもらいまた家に戻ります。
お坊さんも2か所あるので予約を入れての訪問のようです。
(この日はあちこちで葬儀があるようです)
 
義父は既に火葬を済ませて骨は海に流しているので身体はないのですが木片を身体にみたて身体を洗うところから同様に行います。
家族が最後に亡骸をあらいキレイにしてあげるのです   
義姉の葬儀の時は主人の母が自分の髪の毛を切って持たせてあげていたのは泣けました。。。。泣いちゃいけないのだけど。。。
今思い出すだけで涙が出ます。
旅立つ支度のようです。。。。輪廻転生へ。
そしてお供えとともに布にくるみルンブーに納めるのです。
今回は既に身体はないのバデやルンブーはスモールサイズになっています。
 
この間もお坊さんはお経を唱えています。
その後お供え物に家族が一人3回ずつお供えの周りをまわり、回るたびに3回ずつ針でお供えを刺します。
そして家族は白い布と黄色のスレンダンをします。
 
チャナンの準備が出来たらここから火葬場までガムラン隊とともに練り歩きます。
家族や親せきはお供えをもったり綱を握ったりしてバデは神輿のようにバジャールの皆さんが担いでくれます。
しかし、同じバンジャールで急死した人がいて別でも同時に葬儀が開催されているのでバンジャールが2つに分かれてしまってので担ぎ手は人数がいなくて大変です。
ガムラン隊もガンガンあおってお供えをもっているみんなも走ったり、歩いたり、止まったり大変でした。
サンダルだと危ないから旦那様から私はスニーカーを履けと指示がありスニーカーを履いて正解でした。
歩いたあとにはビーサンが何足も落ちているのでした。
 
火葬場に着くと入口でまたぐるぐる回ります。。。
ルンブーは車で到着してました。。。。(本当は一緒にかつがれますが・・・・)
そこに身体に見立てたものをくるんだものを入れて火をつけます。
(身体があれば棺に入れバデに入れて運びます)
 
本当の火葬の時は身体を焼いていると頭蓋骨が割れる音がするのですがこれが怖くて葬儀は家族や親せきの葬儀しか出たことがありません。
祭り好きでなんでも参加しますが葬儀だけば積極的に見たり参列したりはしなかったのでした。
今はバーナーの火力で一気に焼いてしまいますが、昔はこの焼く時間もかかったと思います。
この後の儀式もあるので焼き終わるのを待っています。
この間もお菓子や飲み物を待っていてくださる皆さんにふるまいます。                   
旦那様はバデを半数で担いでくれたバンジャールの皆さんへとポケットマネーでふるまっていました。
焼きあがるのを待つ時間も楽しそうにみんなでおしゃべりです。(2時間くらいこの時間がありました)
 
そして身体は灰となりますが、焼け残ったものを集めて家族が一人ずつ細かくすります。
これをココナッツの入れ物にいれるのです。
本当は葬儀で使用したものは全て海に流しますが、今はゴミ問題があり流す時でも全て灰にしなくてはならないそうです。
 
娘の時は15年前ですが洋服や学校で使うバック、アクセサリーなどと一緒に海に流しました。
今はいろいろと規制もあり海の場合は船で沖に流さないといけないそうですがまだ儀式もあり夜中になってしまうので川にながします。
 
この後はご飯!!
このご飯もまたまたおいしい。
 
そして全て終わった夜中に葬儀で使ったものの灰を川に流しにいきました。
もう真っ暗で私が夜中のトイレ用にもっていっていた懐中電灯の大きなもので川を照らしながら流したのでした。
 
この日は朝の3時半から起きているので1日が長い。。。
夜からはMetatahの続きです。

記事一覧を見る