出会い④新しい自分

2023年01月30日 11:58
カテゴリ: 出会い

娘の出産、看病、娘の死を体験したあと信頼していた人の裏切りなどか連続で押し寄せこの先どうやって生きていけば良いのか模索する日が続きました。
この時お酒を飲まないとやっていられず毎日ご飯も食べずお酒を浴びるように飲んでいました。
元々お酒は強かったのでいくら飲んでも酔えなかったので飲む量が増えていってしまいました。
楽しい事が本来大好きなのに楽しいがないから少しでも楽しくなるお酒にはしったのでした。
ご飯もたべないので身体に悪く生理も止まり精神も不安定でした。

元々は何事にも前向きで現状打開には積極的に動きますがこの時は何をしても楽になれずこの後7年間自分との戦いでした。
生きているのがホントに辛く何度も死を考えました。
世の中は自分の状況とは全く関係なく、日が上り、日が沈むのです。
自分なんていなくても何も変わらない。。。
こんな事考えるような自分ではないのに。
しかし娘が救ってくれたとしたらと思いどうにか死の選択だけは止まっていました。
この間バリ島へも行かず空白の期間となります。

娘の看病で病院でいろいろな家族をみました。
病気の子供の為に頻繁にパパとママが協力して面会している家族もあれば一切家族が来なくて亡くなっていく赤ちゃん。
また面会の後ドクターからの赤ちゃんの病状説明が絶望的でひとり泣いているママを見たりもしました。

人生を模索していたある日、また啓発本を探しに本屋さんに行ったときベビーセラピストのチラシが偶然置かれていたのでした。
こんなところにあるはずがないたった1枚のチラシでした。
その時これだ!と思いそれからすぐ申し込みをし、毎週土日朝から夕方まで1年間ママと赤ちゃんを繋ぐセラピストになるべくスクール通いが始まりました。
ついでと言ってはですがプラスでパワーストーンを使ってリンパマッサージを行うセラピスト資格も取得したのでした。

そのスクールにはいろいろな理由がらあり来ている人ばかりで人が生まれ、死ぬまでのスピリチュアルな部分の考え方の講義もありセラピストが目的でしたが結果的に自分を癒す学びとなったのでした。

そこから全ては『自分』なのだと気がつき自己啓発本や講習会などにも参加し、現状打開し新しい自分としての人生が始まるのでした。

しかし自己啓発はわかりやすいのが一番なのにどれもなんたかややこしい表現が多くわかりづらくしている印象でした。
だからまた余計に解かないといけないのです。

その中に『許す』がまずポイントになる事に気がつくのでした。
ある著書はこの『許す』が大切だが『許す』は損する事と書いていました。
またまたわかりにくい!
損なんてしたくないじゃないですかー!
その損が嫌と言う考えをとっぱらう為に講習受講と。
こう言うものはホント尽きません。

だってなんで嫌な事されてこちらが損するのよー!です。
この著書はいろいろな感情を手放し本来の自分で良いのだと言う教えなので損して得とれなのでした。
執着を捨てすでにある自分で良いと言うものでした。

私が出した私なりの答えは『自分の為相手を許す』です。
相手の為に許すのではなく自分の為にその感情を葬るのです。
だから損なんてしないし反対に自分の為になるのが『許し』だと、気がついたのでした。

ふと怒りに満ちていた裏切りもなんだか馬鹿げたものに思えそこから自分はどうしたいのかと自問し『許す』宣言を相手となる人達へ順番にしていきました。
『許した』人とは今ではとても良い関係になっています。

但し私は神ではないのでまた怒りを思いだす、裏切りを思い出す事も何度も何度もあり不機嫌や辛くなります。
でも元は自分なのでそこから抜け出す方法も見出すのでした。

ここまで一生分泣いたし娘と一緒に一度死んだと思い残りの人生は楽しむ為生きる事にしたのでした。

そんな日々で整形したわけではないのに容姿が自分でもわかるくらい変わっていきました。

セラピストの勉強をしているとき人は自分の一生を自分でシナリオを書いて生まれくると学びました。
それが本当か嘘かなんて問題ではありません。
楽しく楽に生きる為のひとつの考え方で自分で決めたなら真っ当しよう、自分の責任で自分の人生を生きようと思ったのでした。

それからは、悲しくなったり辛くなったりした時の対処方法で好きを明確にたくさん集めるようにしました。
●好きな食べ物
●好きな場所
●好きなお店
●好きな友達
●好きな趣味
●好きな曲
●好きな景色
●好きないろいろな事

これらの好きを出来るだけ多く持つ事が楽しく他人に左右されず生きるヒントになると思ったのでした。

友達も私の好きな場所のひとつに伊勢丹がある事を知っているので、仕事でムカツク事許せない事があると『伊勢丹行っておいで』と言ってくれます。
伊勢丹は娘の看病中唯一昼休み時間にランチをしたり娘が病院でも可愛く居られる服や小物を買いに毎日通っていてそんな買い物をする時は娘が病気ではなく私の娘の服の購入になるので普通のママになれる場所だったのでした。

好きは辛い事や嫌な事を頭の中から消し去るものです。
この対処法はいろいろは心理療法でも使われるものだそうです。

またバリ島から離れていましたがやはり大好き!
やりたい事は娘の看病でやったようにやりきれば納得できる残りの人生を送れるのだと思いました。
そして今年は自分の世界を作って行こうと思いひとつずつ構想を型にして行く為奮闘中です。

6月にはバリ島へも4年ぶりに行きます。
義父の葬儀の合間をぬってですが今ターゲットを絞り対応してくる事を決め調べを開始しました。
バリ島でせっかくセレクトショップをオープンしたのに無くしてしまったのも自分です。
またいちからですがひとつずつ確実にやっていきます。

娘が亡くなって14年になります。
その時生まれたsevimamaはまだ14歳って事です。
まだまだこれからです!

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