香り

2023年01月23日 09:48

香り

香り物が大好きです。
そんな中でもお香やお線香はバリヒンドゥー教の我が家では日常の香りとなります。
バリ島ではお供えものをいろいろな場所にいる精霊や兄弟に毎日朝夕供える時お線香に火をつけてもちマントラを唱えながら捧げるのです。
これらの朝夕のお供えはひとくくりに神様と書かれていますが道やお店、車やバイクなどに捧げるのは神様ではなく精霊だそうです。
そしてバリ島の家にはその家で生まれ人の胎盤を埋め兄弟として祀っていてそこにもお供えをするのでバリ島の実家では50以上作っていました。
神様、精霊、兄弟と厳密には区別があるのだけどとよく言っています。
とにかく目には見えないそこにいる者達へのお供えにはこの香りがつきものになっています。

主人の母がチャナン作りを仕事にしていてお坊さんの所にこのチャナン作りの手伝いに行きいろいろなお寺で大きなお祭りがあると昔から日本でいう各地のお寺に出張に行っていました。
クルンクンのお坊さんはいろいろな所に呼ばれるのでした。
お母さんカッコイイなといつも思っていました。
そんなのもありバリの家のお線香はとても良い香りのものを使っていました。

主人は小さな頃からお母さんの手伝いをしていたのでこのお線香の香りにも特にこだわって使っています。
日本でも良い香りのお線香に出会うと必ず購入します。
そんなこだわりのある香りを学びに主人とお香作り体験をしてきました。

webで探し予約をしたのですが偶然にもその場所は私が生まれ育った地域でご縁を感じたのでした。
久しぶりに行きましたが変わっているところいないところ、同級生の家もあり懐かしかったです。

レクチャーが開始されると香りの代表的な物の説明を実際に香りを体感し産地な度も説明してくれましたが9種類のうち3種類がインドネシア産でした。
全てナチュラルで昔の人がこれらの香りを発見した事がまず凄いなと感じました。
どの香りも鼻先での香りの感覚ではなくハートに染み込む香りばかりでした。
みみかき1杯で香りを発揮するもの、香りを繋ぐもの、そして用途もたくさんあります。
製作した物は自宅で乾燥させてやっと完成です。
乾燥中もほのかに香り空気を潔めてくれている感じがします。

バリ島でも香り探しは今回のやりたいリストに入っているのでどんな展開があるのか楽しみです。

記事一覧を見る