Dukun③黒の石 義母のケガ
義母は正確な年齢はわかりません。(多分83~84歳くらいかな)
バリ語のみでインドネシア語は少ししかわかりません。
この為私の片言のバリ語のみの会話になります。
バリのお供え作りを仕事にしたりバリのお菓子やジャムーを作って販売して6人の子供を育ててきました。
旦那様は小さい頃から義母のこの販売の手伝いをしていました。
義兄は友達と出かけてしまう人で家の手伝いはしなかったようです。
大人になり今では義兄は家をしっかり守ってくれ旦那様は外で働いて反対の状況になっていたのでした。
義母は兄が日々みてくれています。
少し痴ほうが入り今やったことを忘れてしまうのでした。
昔の記憶でとにかくご飯だけは食べさせないとという思いでご飯を何度も炊いてしまったり、
お米をたくさん買ってしまったりするのでした。
この思いを知ると胸が締め付けられます。。。。母の思いです。。。
この為何度も何度も何度も「ご飯食べた?」と聞いてきます。
その都度こちらも何度も何度も何度も「ありがとういっぱい食べたよ」と答えるのでした。
この為近所にはお伝えしてお米を買いにきたらさっき買ってもっていたったと言ってもらうようにしているのでした。
こういうご近所さんのサポートバリならではでやさしさを感じます。
私の事も忘れていなくて「ibu.」というと「sayang」とまだまだ返してくれるのです。
義姉には少し強めに対応するようで言葉がわからないのも良い面もあるなと思うのでした。
足も悪いのですが広い敷地を日々歩いていたるところにお休みする為の椅子がおいてありこの日々の運動も良いものとなっていました。
外にはもう基本的に出なくなりました。
そんなとき夜中3時くらいに外でibuの声が私達の部屋の外の庭でしました。
ときどき寝ぼける事があるのでそれかなーと思っていましたが、
しかし何度も外で聞こえるので旦那様に「何か言っているよ」と伝えたところ「Tun」(転んだ)と・・・・
旦那様は飛び起きて助けに行きました。
トイレに行った帰り滑ってお尻をついたが痛くてうごけなくなったとの事。
まずは近くに移動して座らせ日本から持って行っていた湿布やオイルを湿布しました。
それでも痛い痛いと。。。。
急いで義兄夫婦をお越しに行きました。
義兄の部屋は隣の敷地の離れになっているので私達がいなかったら気が付かなかったかもしれません。
義父の儀式は延期になったりしましたがこの為にバリに行ったのかもと思う出来事でした。
雨などが降らなくてよかった。。。
ベッドに抱っこして移動させましたがあまりに痛いと。。。
頭は打っていなかったのですが様子をみていると骨折しているかも思い病院へ行ったほうがよいと伝えいくことに。
クルンクンの病院へ。。。。
多分骨折していると言われたようです。(多分って。。。。レントゲンとれば一発でわかるでしょーーーー)
そしてオペが必要だと・・・・ただし麻酔に耐えられるかわからないからその検査を明日すると。
いやいやちゃんと調べないとーーーー
ローカルの町医者なんてそんなもんです。
そのまま入院となりました。
完全に折れていたら多分その場所の色もかわり腫れたりもっと痛いはずだしちゃんと調べるようにと伝える。
体力もないからまずはオペにむけて食事管理が始まる。。。
義母は明日帰るとずっと言っていました。
しかし、よくよくしらべたらヒビだとわかりオベはせずという事になったようです。
そのままオペなんてまじ怖いですよーーー。
だからそれで亡くなる人が多くいるようなのです。(過剰麻酔です)
周りの人や病院のスタッフからもオペはしないようにと言われたようです。(なんじゃそりゃ!!!)
数日身体の検査の後退院の予定となりました。
治療は痛み止めとマッサージだそうです。。。。
マッサージ師も良い人を探して後日行く予定です。
これが痛いのですが効くのですよーーーー(以前バリで足を骨折してマッサージしてもらったことがあります)
病院は完全看護ではないので昼間は甥っ子や姪っ子や義姉や義妹がみて夜は義兄夫妻が泊まり込んでいました。
私は風邪を引いてしまっていて喘息にもなっていたので咳混まない数分のみ会いに行きその後は外の待合室でまっていたのでした。
ンーーー今日だれが亡くなるかも・・・黒いものかいてちよっと重い感じがしました。。。
周りの患者さんの家族もいてにぎわっているのがバリの病院です。
とにかく夜中でも人が多くいたのでした。
以前は外にまで泊まっている人であふれていましたが今は夜などは一人が二人のみになって病室内での宿泊なのでした。
朝5時には起こされるそうです。(掃除の為)
義母は孫などにもご飯を食べさせてもらったり話しをしたりと一人になることはないのでした。
バリならではですが高校生の孫もちゃんとおばあちゃんの面倒をみたりするのって素敵な事だとも感じました。
起き上がれないのでおむつなのですが女性としてのブライドもありずっと尿や便もしなかったようです。
食事もとれ排泄もうまくいようになり少し血圧も落ち着いてきたのでした。
その義母がお寺の中に黒の石があるからそれをちゃんとしたところへ戻すようにと話しだしました。
その夕方さっそく家寺の言われたところ見るとありましたーーーー
黒の小さな石。。。。旦那様が触ったとたん鳥肌がたっていました。
だれがいつ置いたのかわかりません。。。。。
この石の対応を聞きにDukun③へ行くことになるのでした。