GEDE 安らかに

2025年07月28日 20:27
カテゴリ: バリ島

GEDE
また大好きなバリ人が亡くなってしまいました。。。。
9月のバリで会おうと思っていたのでしたが叶いませんでした。。。。
 
旦那様と出会った当日にグンラカギャラリーでグデとも初めて会いました。
「あ!!!」といって笑顔で私を歓迎してくれたのでした。
あの光景は本当に素敵で今でも忘れられません。。。。
グデはアメリカ人のボスの元たくさんの大きな絵を描いてそのアシスタントを旦那様がしていたのでした。
グデは髪の毛がお尻が隠れるくらいあって旦那様を含めてほとんどの人がロン毛だったのでした。
それを束ねておかみさん団子ヘアーに皆さんされていました。
今思うと怪しい集団でした。笑
しかし、その場の雰囲気がとても良くて素敵だったのでインドネシア語の辞書を片手に皆さんと楽しくおしゃべりしたり
何故だか卓球台があり卓球をしたりしていました。
その後のバリでの宿は旦那様もいたグデのお姉さんの営んでいたSmbahanに宿を移して年の半分はバリという生活になっていくのでした。
 
グデとの思いでをいくつか書きます。
 
●友達の彼氏
私をバリに連れて行ってくれた友達も必然的に宿をSmbahanにし後にGedeとお付き合いする事になるのでした。
その時宿をやっていた裏にグデの部屋があり壁に大きな貝が埋め込まれていたりしてとても個性的な部屋でした。
私達のバリ滞在中の夜ご飯はグデ、旦那様、友達、私の4人で出かけていました。
夜のご飯とバーへ行くときの服装はブラックが基本だというのもグデからの言われていたのでした。
私の友達はいつもGedeはお花の香がすると言っていました。(私は感じたことはなかったのですが・・・・)
その後友達とは別れてしまいましたが、その後の外国人の彼女さんとは一緒にロビナで遊んだりもしました。(会話は英語&インドネシア語で素敵な人たちでした)
 
●世界中の友達
グデは絵を描く他に音楽や言語も上手でなんでもできる人でした。
そんな彼の傍らに私の旦那様はいたのでした。
個性の素晴らしさを旦那様に教えてくれた人でした。
だから世界中に友達もいて若い頃からドイツやアメリカなども行っていて長年アメリカ人がスポンサーで絵の売買をしたりしていたのでした。
とにかく女性にも男性にももてた人でした。
一次絵を描かないときなどもありましたがここ近年は絵を描いていたようでやはり人は本質へ自然と戻るのだと思いました。
だからグデの訃報は世界を駆け抜けていると思います。
 
●シガラジャの家
シガラジャの彼の家に何度も泊まりましたが朝に流れるアザーンの音がすごくて必ず早朝起きてしまうのでした。
またターミナルが近くそこに出る出店で食べるご飯がとてもおいしかったです。
そしてシガラジャはオランダの支配下の時の文化が残っていてお菓子なんかも別のバリの地域とは違うものでそれらもおいしかったです。
しかし、バリのどこの地域よりも蒸し暑く寝苦しかったのを覚えています。
 
●グデのお母さん
グデのお母さんはなかなか厳しい人で嫌いな人にはとても強い口調でしたが、私の旦那様を自分の息子のようにかわいがってくれていて私にも優しく接してくれたのでした。
 
●グデの弟のマデ
私の旦那様は若い時よくグデの弟と間違われていました。
グデの弟のマデはギターがとても上手でミュージシャンをやっていたのでした。
以前日本人の彼女もいて日本との繋がりもあったのでした。
 
●人生の師匠
グデは旦那様の仕事に対するまじめさを高く買ってくれていたのでアシスタントとしていろいろなところへ一緒に行かせてもらったのでした。
どんなに疲れていて眠くても声をかけると起きて仕事をしてくれると言っていました。
ただし、お金が入るとすぐに全部使ってしまうから注意してねと言ってくれたのでした。
この為お金の管理は私が今でもしています。
そして絵はもう教える事はなく出来るから感性のままに描かせてとも言ってくれました。
グデのセンスを近くで学ばせてもらったので今の旦那様があるのだとも言えます。
しかし私のプロデュースがへたくそなのでなかなか思うようにはという感じです。。。ごめんねpapa
 
●グデからの誕生日プレゼント
グデが私の誕生日に初めて旦那様と出会った思い出のギャラリーで頻繁に流れていたマレーシアロックの曲で廃盤になってしまったカセットテープをデンパサールで探してくれてプレゼントしてくれた事がありました。
CDが支流になっていましたがマレーシアロックはカセットの時代のものだったのでした。
私も後からCDやダウンロードできないか探しましたがありませんでした。
すごく素敵な曲ばかりでした。
このカセットテープを探すのにいくつも店をまわったと言っていました。
そしてジプシーキングの曲もグデとのドライブでは欠かせない曲で今でもお気に入りに入っているくらいです。
 
●旦那様は・・・・
グデの訃報を聞いてびっくりしていましたが感情を外に出す旦那様ではないのでぐっとこらえているようでした。
ちょっと涙が見えました。。。。
それからは普通にしていますが旦那様は旦那様の心の中できっとグデと話をしているのだと思います。
多分夢で合ったといいそうです。。。。
 
●結婚の後は・・・
グデが結婚してからはなかなか会う機会がなく今になってしました。
子供もできて誰か彼の才能を引き継いでいる人がいるかもしれないなーなんて思っています。
 
●彼の人生
とにかく自由奔放に生きた人だったなという印象です。
だから思い残すこともなくあっさり次の世界へ行ってしまったのかもなと思います。
彼の親友ももう亡くなっているし・・・・・

まだまだ思い出はつきません。。。
 
世界中のグデのファンがこの訃報に涙する事だと思います。
バリ島の楽しい部分をたくさん見せてくれたグデありがとう。
また会おうね。。。グデ。。。。ありがとう!!!
 
 ❤️この写真はバリ人の旦那様がグデを忍んで投稿した物です。
グデらしさがあって素敵な写真です。

記事一覧を見る