Nuntun 儀式③
Nganyutから3日の後亡くなった人の魂を家寺に迎える為の儀式がNuntunです。
まだまだ本当に知らない儀式が多くあります。
バリ人でもこのNuntunをしっかり体験した人もいないくらいものだそうです。
このNuntunはいろいろなお寺をめぐるのですが、どこにお寺に行くというのも儀式の中心にいる人でないと知らないようです。
今回は親戚の仲良くしていた人のNuntunなので旦那様と私と義姉が家からは参加します。
(義兄は義母をみるので自宅でお留守番です)
このNuntun9月に義父でもやるので今回はその予行演習です。
朝から夜までなのでお弁当や食べ物、飲み物をお客様の分も持参したり購入したりします。
今回はバンジャールの皆さんは数名の参加でしたが、義父のNuntunは参加者がとても多くなるそうです。
この為義姉は早朝からこのお弁当作りに隣にお手伝いへ行っています。(50名分作ったそうです)
またブサキは寒いので上着は必須です。
その他飲み物やお菓子も少しですが持参しました。
朝7時半出発と連絡が前夜はいったので参加者は7時半に支度をして待っていました。
しかし、お弁当作りがまだ終わらないようで、その完了待ちとなりました。
8時半になりお弁当作りも終わったのか終わらないのかわかりませんが、なんとなく出発。。。。
毎回バリのお祭りはなんとなく始まるのでした。。。
Goa Lawah海辺で集合。。。。
私の感覚では皆さんで一緒に「出発」と思っていましたが、現地集合的な感じ。。。
なのでGoaLawahについても参加者が全員集まり、Pendetaの準備が終るまでは待ちなのです。
Pendetaの祈りが始まり少ししてなんとなく始まりました。。。。
今回はいくつものお寺を回るのでそのお供えだけても軽トラ1台分になります。
私達家族の儀式は親戚のおばが全て仕切りバンジャールの皆さんがサポートという体制です。
このおばなしでは儀式は始まりません。。。義母も以前それらをやっていましたが、年齢的に世代交代されて受け継がれるのがバリの儀式です。
GoaLawahの海での祈りの次は向かいのGoaLawah寺院での祈りです。
こちらもPendetaの移動と支度を待ち祈りの開始です。。。。
既にGoaLawahでの祈りが終った時には昼近く。
早速ランチタイムに突入です。。。
みなさん連日のお供え作りでお疲れ気味です。。。。
お弁当と水とコピ&紅茶です。
お弁当はサンバル、鶏肉のサンバルマタ和え、ミゴレン、卵です。
義姉が作ったのでうまうまでした。
ランチを食べていると突然の大雨。
超薄のカラフル合羽も配布されました。
次はどうやらブサキへ向かうようです。
しかし、Goa Lawahからお供えを移動させなくてはいけいなのでこの暴風雨の中カラフル合羽を着た皆さんで車にお供えを移動させます。
GoaLawahにいたおじさん達に「日本人だ」と言われお決まりの「ありがとう」を連呼されるーーー
どこにいってもこれが始まるーーーー
でも知ってる言葉が「ありがとう」ってよーく考えると素敵かもなんて思いました。
食べたらトイレ。。。。はどこの国でも一緒。。。
しかし、最近お寺や観光地にトイレはありますがお金を支払っての使用です。
これがキレイなところは皆無。。。。
そしてその費用が曖昧、、、
基本は2000Rpですがここでもぽったぐりがあるので人数分まとめて支払ってもらいました。
またなんとなく豪雨の中ブサキのDalem Puriへ。。。。各々出発。。。
ブサキの駐車場の手間にこのDalem Puriはひっそりあります。
駐車場もキレイに完備はされていません。
その頃には日も差したりして雨は止んできました。
本当に祈りの時は雨が止みます。。。。
このDelem Puriには亡くなった人の魂がいるそうなのでまずはお迎えだそうです。
義父の魂もここにいるので義父へもお供えをもってきたのでのMangkuへお伝えしお供え。
その後3回お供えした場所を言われるがまま周り完了。。。。
バリの儀式はとにかく指示される通りに参加が大切です。
この後7つくらいお寺を上りながらお参りしましたが裏からはいったりしたのでお寺の名前なども全くわからず。。。。
唯一その中で行くとわかっていたPura Goa Rajaは楽しみにしていたお寺でした。(Goa Lawahまで洞窟が繋がっていると言われています)
親戚の中でも初めの人も多くいました。
お寺の入口を入り渓谷を降りていきます。
一見してお寺は見えません。
どうやって行くのかと思ったら川の中を歩いていくのでした。
なんとも素敵なお寺です。
岩の中にひっそりと小さな寺院がありました。
天井からは雨水が水滴となって落ちていてとてもヒンヤリして空気が違っていました。
近くには小さな滝もありこちらのお寺には雨期にくるのが良いと思いました。
(乾季は川は流れていないそうです)
その後はまた渓谷を上がり、どんどん上へあがっていき途中のお寺でお祈りです。
本当体力勝負。。。。
参加者の皆さんはなんかずっとお菓子とか果物とか飲み物を飲み続けています。(飲食販売もされているので各々購入して食べていたのでした)
私は自分で持参した水とお菓子のみでしたが、途中で頭痛とめまいが起こってしまい持参したワッフルを食べ薬を飲んだのでした。
お寺のパワーにもやられた感じです。。。。
その後もまだまだ上ります。。。。
足腰パンパン。。。。。
最後のお寺でお祈りをして今度は下まで降ります。。。。
ブサキでは雨には降られず。。。。
ブサキは曇りでしたが、下の海辺は雨だったようです。
このころには頭痛とめまいは収まっていたので降りる途中でクレープを焼いていたので購入。
1枚日本円で250円でした。
しかし、1枚ずつ焼くので姪っ子達もいたのでそれを待っていたらすっかり暮れてしまい。
先に駐車場にいた親戚の皆さんが心配して探しに来ていました。
ブサキ寺院に夜までいる体験は初めてでしたが、夜になっても来る外国人もいました。
次は村のPura Dalemにいくそうです。
しかし、また頭痛とめまいが襲ってきたので私達は家へそのまま帰りました。
途中で帰った人もいたので、実は途中失礼もありなのだと思いました。
この辺が面白いバリの儀式です。
いつのまにかいない。。。。。これありなのです。
自宅について倒れるように眠り、夜10時過ぎにご飯食べるかと旦那様に起こされその後義理姉にマッサージをしてもらい悪いものを外に出してもらい翌日は回復したのでした。
お里帰り前にいろいろ日本で忙しく精神的に疲れはてていたのでこれが浄化されたようです。
悪いものは流さないとだめですね。
大変な1日でしたがNuntunとても素敵な体験でした。
主に大好きなブサキ寺院!!
9月の義父のNuntunはしっかり食べて飲んで挑みたいと思いました。
そして参加してくださった皆さん用に日本のお菓子も持参しお食事と一緒にふるまおうと思います。